tag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post6353720745804118265..comments2020-08-09T19:58:05.807+09:00Comments on 鉄 塊: 第十一回研鑽句会―種田山頭火を読む―kotohttp://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comBlogger40125tag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-24526196346405370272013-04-07T21:57:49.862+09:002013-04-07T21:57:49.862+09:00これも観念的な句。いろいろ語られて来ている句。だけど、個人としてどう感じたか、ここがポイント。僕の場...これも観念的な句。いろいろ語られて来ている句。だけど、個人としてどう感じたか、ここがポイント。僕の場合、現実からの逃避だと感じています。この人は相当に感性的な人で、そしてあらゆる事から逃げまくってたんだろう。うしろすがたは、正に作者本人。しぐれてゆくかで、感動的なまでにうまく逃げている。本当それだけの句。だから良い句だと思う。渋谷https://www.blogger.com/profile/17832376372696115669noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-5443270759444987162013-04-07T01:34:17.639+09:002013-04-07T01:34:17.639+09:00作者は家の中で雪を見ているのではないだろうか。仮に雪の中、それも厳しい状況の真っ只中に居たら「生死」...作者は家の中で雪を見ているのではないだろうか。仮に雪の中、それも厳しい状況の真っ只中に居たら「生死」という言葉は浮かばないように思う。鴨芹https://www.blogger.com/profile/16818468769841795221noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-28275991293306714352013-04-07T01:06:32.484+09:002013-04-07T01:06:32.484+09:00鉄鉢の中に霰が落ちるのなら当然自分も霰に打たれているはずだが、敢えて鉄鉢だけにスポットを当てたのは良...鉄鉢の中に霰が落ちるのなら当然自分も霰に打たれているはずだが、敢えて鉄鉢だけにスポットを当てたのは良いと思う。ただ、そうであるならば「も」は無い方が良かったのでは。鴨芹https://www.blogger.com/profile/16818468769841795221noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-90212061853751384172013-04-07T00:58:21.217+09:002013-04-07T00:58:21.217+09:00好き嫌いで言えばこの句が一番好きだ。好き嫌いで言えばこの句が一番好きだ。鴨芹https://www.blogger.com/profile/16818468769841795221noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-75583862957328739662013-04-06T00:07:17.179+09:002013-04-06T00:07:17.179+09:00「ふるさとは」の「は」がなければ心地よいと思うのだが、当然そこは意識した上で「は」を入れているのだろ...「ふるさとは」の「は」がなければ心地よいと思うのだが、当然そこは意識した上で「は」を入れているのだろう。鴨芹https://www.blogger.com/profile/16818468769841795221noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-55890707847631748752013-04-01T12:24:13.675+09:002013-04-01T12:24:13.675+09:00もちろん、この句をきちんと評価をする方を
中傷する目的があるのでないことは、
どうかご理解いただきた...もちろん、この句をきちんと評価をする方を<br />中傷する目的があるのでないことは、<br />どうかご理解いただきたいです。Anonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-70825341850714808562013-04-01T09:43:23.810+09:002013-04-01T09:43:23.810+09:00私はこの句を素通りしました。
私はこの句が自由律の「踏み絵」的な存在になることを恐れています。
正直...私はこの句を素通りしました。<br />私はこの句が自由律の「踏み絵」的な存在になることを恐れています。<br />正直、読むのに堪えない句です。でもこの句を支持できなければ<br />自由律俳人とは言えない、等というようにならないようにと、<br />正直、願っています。言いにくいことですが、私の素直な気持ちです。<br />申しわけありません。Anonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-4966403919993035462013-04-01T09:42:41.046+09:002013-04-01T09:42:41.046+09:00このコメントは投稿者によって削除されました。Anonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-22926167853896641702013-03-31T23:24:50.652+09:002013-03-31T23:24:50.652+09:00このコメントは投稿者によって削除されました。渋谷https://www.blogger.com/profile/17832376372696115669noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-67729723482308052882013-03-31T23:20:37.757+09:002013-03-31T23:20:37.757+09:00これは、やっぱり実際の山と言うより、観念的な句だなぁと感じました。目の前の人生を青い山と例えたかのよ...これは、やっぱり実際の山と言うより、観念的な句だなぁと感じました。目の前の人生を青い山と例えたかのようなイメージ。今回、取りませんでしたが実は自由律はじめた頃に、かなり憧れた句であります。渋谷https://www.blogger.com/profile/17832376372696115669noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-66830973026626040262013-03-30T03:02:12.341+09:002013-03-30T03:02:12.341+09:00ひよいと四国へ晴れきつている(無点)
△「ひょいとは行けない我が身を省みて、うらやましくなった。」...ひよいと四国へ晴れきつている(無点)<br /><br />△「ひょいとは行けない我が身を省みて、うらやましくなった。」(寝覚)<br />△「この軽さが面白い。渡るにはちょうどよい天気である。」(古戸暢)鉄塊https://www.blogger.com/profile/01622838420972002256noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-56501735770586428842013-03-30T03:01:49.682+09:002013-03-30T03:01:49.682+09:00いそいでもどるかなかなかなかな(無点)
△「誰か待たせているのだろうか。ヒグラシの鳴き声に急かされ...いそいでもどるかなかなかなかな(無点)<br /><br />△「誰か待たせているのだろうか。ヒグラシの鳴き声に急かされているかのようだ。」(寝覚)<br />△「夏の急用を滑稽に詠んだ句ととらえた。かなかな林を抜けて行く。」(古戸暢)鉄塊https://www.blogger.com/profile/01622838420972002256noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-60445379298537062832013-03-30T03:01:41.841+09:002013-03-30T03:01:41.841+09:00寒い雲がいそぐ(無点)
△「読めない。“いそぐ”と言う他ないだろう速さは伝わった。」(寝覚)
△「...寒い雲がいそぐ(無点)<br /><br />△「読めない。“いそぐ”と言う他ないだろう速さは伝わった。」(寝覚)<br />△「「寒い」を「雲」にかけるかどうか。私はかけて読みたい。寒い雲なんていいじゃあないか。また、いそぐの主体については、雲だけでなく、己か他の誰かと読んでもいい。」(古戸暢)鉄塊https://www.blogger.com/profile/01622838420972002256noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-76174412500734225812013-03-30T03:01:34.225+09:002013-03-30T03:01:34.225+09:00いつまで旅することの爪をきる(無点)
△「この度の果てのなさを思うと目が眩む。」(寝覚)
△「人生...いつまで旅することの爪をきる(無点)<br /><br />△「この度の果てのなさを思うと目が眩む。」(寝覚)<br />△「人生とは旅である。」(古戸暢)鉄塊https://www.blogger.com/profile/01622838420972002256noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-90077797468985218582013-03-30T03:01:26.733+09:002013-03-30T03:01:26.733+09:00酔うてこほろぎと寝てゐたよ(無点)
△「こおろぎが出てくる句に個人的にヨワいのですw 好き。」(玉...酔うてこほろぎと寝てゐたよ(無点)<br /><br />△「こおろぎが出てくる句に個人的にヨワいのですw 好き。」(玉虫)<br />△「酒はいいですね。」(寝覚)<br />△「野宿をしているとこういうことがよくある。これはこれでなかなか気持ちいいのだが、日常となるとどうだろうか。」(古戸暢)<br />△「これは気持ちよさそう。」(畦道)鉄塊https://www.blogger.com/profile/01622838420972002256noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-57758187656094892192013-03-30T03:01:12.905+09:002013-03-30T03:01:12.905+09:00あの雲がおとした雨にぬれてゐる(無点)
△「少しセンチメンタル過剰だけれど、嫌いではない。」(寝覚...あの雲がおとした雨にぬれてゐる(無点)<br /><br />△「少しセンチメンタル過剰だけれど、嫌いではない。」(寝覚)<br />△「五七五の韻となった。あの雲を追って歩みを続けよう。」(古戸暢)<br />△「遠いあの雲ともつながれた喜び。」(雪兎) 鉄塊https://www.blogger.com/profile/01622838420972002256noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-25783117249470264262013-03-30T03:01:04.841+09:002013-03-30T03:01:04.841+09:00また見ることもない山が遠ざかる(無点)
△「脇目ふらず行くのか、それとも二度は行かない(見ない)山...また見ることもない山が遠ざかる(無点)<br /><br />△「脇目ふらず行くのか、それとも二度は行かない(見ない)山なのか。どちらにせよ、山から遠ざかっているのは自身だと思うのだが。」<br />△「これもひとつの一期一会。「山が」としたところに、詠み手の感情を見る。」(古戸暢)鉄塊https://www.blogger.com/profile/01622838420972002256noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-14123664675717786452013-03-30T03:00:57.772+09:002013-03-30T03:00:57.772+09:00歩きつづける彼岸花咲きつづける(無点)
△「道はずっと続くよ、ひとりぼっちでずんずん行くよ、な、い...歩きつづける彼岸花咲きつづける(無点)<br /><br />△「道はずっと続くよ、ひとりぼっちでずんずん行くよ、な、いつものイメージ。真っ赤な彼岸花が目に浮かぶようですね。単純にこういうのいいなと思います。好き。」(玉虫)<br />△「彼岸花は知識としてしか知らないが、それでも、彼岸と入っているだけに、死を意識せざるを得ない。歩く先、生きる先には必ず死がある。“歩きつづける”ことは、きちんと死に向かっていくということなのかもしれない。」(寝覚)<br />△「どこまでも彼岸花が咲いている道を歩いてゐたのだろう。あるいは詠み手の心象風景か。この道はどこで終わるのだろうか。」(古戸暢)<br />△「それぞれにそれぞれの役割があるということが端的にわかる句。」(雪兎) 鉄塊https://www.blogger.com/profile/01622838420972002256noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-90513590975789077242013-03-30T03:00:48.971+09:002013-03-30T03:00:48.971+09:00空へ若竹のなやみなし(-1点)
●「逆選って、今回スゴい難しいんだけど、どうしても選ぶならこれかな...空へ若竹のなやみなし(-1点)<br /><br />●「逆選って、今回スゴい難しいんだけど、どうしても選ぶならこれかなーと。まんまだよね、っていう。でもこの句好きか嫌いか言われたら好きなんだな。ただストレートすぎてちょっとほかのに比べるとアレかなーという感じしますね。」(玉虫)<br />△「ひたすらにまっすぐ伸びてゆくその様に、悩みある身は憧れるのだろう。個人的には、悩み多くてこそ人間だと思うのだが、そういうものに憧れを抱く気持ちは分かる。」(寝覚)<br />△「悩んでばかりでは先へ行けない。若竹よ、せめてお前はぐんぐん育て。」(古戸暢)<br />△「すべての子供に贈りたい句である。」(雪兎)鉄塊https://www.blogger.com/profile/01622838420972002256noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-28756422584079193922013-03-30T03:00:40.094+09:002013-03-30T03:00:40.094+09:00雨ふるふるさとははだしであるく(0点)
○「リズムが心地良い。その心地良さは、そのままこの句が言う...雨ふるふるさとははだしであるく(0点)<br /><br />○「リズムが心地良い。その心地良さは、そのままこの句が言う心地良さでもある。」(寝覚)<br />●「ふるふるが二回続いて読みにくい。日本語が読めない人に対する配慮に欠ける。」(祖啓)<br />△「身も心もかぎりなく冷たい里帰りとなった。」(古戸暢)鉄塊https://www.blogger.com/profile/01622838420972002256noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-89850334599855755682013-03-30T03:00:30.879+09:002013-03-30T03:00:30.879+09:00鉄鉢の中へも霰(0点)
◎「鉄鉢のなかに霰が落ちる、音を詠った句だという点に着目した。今回多用され...鉄鉢の中へも霰(0点)<br /><br />◎「鉄鉢のなかに霰が落ちる、音を詠った句だという点に着目した。今回多用されている擬音・擬態をあえて使わなかったのが本句の場合よかったので はないか。どんな音がするのだろう、と読者に想像させる余地を残しているのだ。」(畦道)<br />○「浄財の入った鉄鉢にも霰、人生の悲しみにも霰、自然が自分とは関係なく存在しているんだという自分が持たない恒常性を自然に見いだした、そんな風に思います。」(白川)<br />●「そりゃあ入るだろう。いや、それだけの句では無いのだが、そう思ってしまったので、しょうがなく逆選にする。」(寝覚)<br />●「もはや鉄鉢にぴんと来ない世代なのであった。」(古戸暢I<br />●「短律としては少々言葉が弱い。このような句は背景があって初めて輝き出す。それを責めはしないが、そのようなものしか残らないジャンルはいずれ滅びるだろう。短歌のように『詠み人知らず』でも通用する作品を多く出してこそ、世に根付いたと言えるのであり、それこそが自由律というジャンルの本当の繁栄なのではないだろうか。」(雪兎) <br />△「これもいいいいなあああああ。実際にこういう情景を目にしないと絶対出てこない句ですね。これも圧倒的な自然の中に圧倒的にひとりぼっち感がいい。憧れる。好きです。」(玉虫)鉄塊https://www.blogger.com/profile/01622838420972002256noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-85010702672410031212013-03-30T03:00:19.624+09:002013-03-30T03:00:19.624+09:00おちついて死ねさうな草萌ゆる(1点)
○「ちょっとナルシスティックな印象もありますが、好きな句。死...おちついて死ねさうな草萌ゆる(1点)<br /><br />○「ちょっとナルシスティックな印象もありますが、好きな句。死ぬ、って気取って言ってるけど、疲れ果てて休みたいってくらいの意味じゃないかな。よく分かります。疲れた体を引きずって孤独に歩いていたら、柔らかそうな若い草が繁っているところをみつけたのですね。春の日差しを浴びながら、存分に休んでおいきなさい、と声を掛けたくなるような、自分が読み手になって草の上に長々と寝そべりたいような気持ちになります。肉体的に気持ちのいい句。好きです。」(玉虫)<br />△「春めいてきた草原。涼やかな風も吹いているかもしれない。なるほど、確かに落ち着いて死ねそうだ。」(寝覚)<br />△「静かな描写である。この句を詠みきった時、詠み手の頭に死はあったのだろうか。」(古戸暢)鉄塊https://www.blogger.com/profile/01622838420972002256noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-741187649226678432013-03-30T03:00:11.703+09:002013-03-30T03:00:11.703+09:00とんからとんから何織るうららか(1点)
○「リズムと内容が無理なく合致しており、無限の広がりを感じ...とんからとんから何織るうららか(1点)<br /><br />○「リズムと内容が無理なく合致しており、無限の広がりを感じる。韻文であれば内容はどうでもいいという風潮は、はっきり言って思考停止に過ぎない。」(雪兎) <br />△「これもまたリズムが心地良い。ちょっと昼酒昼寝でもしたくなる。」(寝覚)<br />△「とんからとんからという擬音をきいたことはないが、昔はそういう表現をしたのだろうか。それとも詠み手の造語か。」(古戸暢)<br />△「機織る人ではなくその音を聞いている人の視点。だからリズムが心地よい。」(鴨芹) <br />△「調子がよく楽しい。童謡の詞になりそう。」(畦道)鉄塊https://www.blogger.com/profile/01622838420972002256noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-10939551243694135162013-03-30T03:00:04.670+09:002013-03-30T03:00:04.670+09:00ちんぽこもおそそも湧いてあふれる湯(1点)
○「ちょっとぎょっとする字面でもありますが、私は好きで...ちんぽこもおそそも湧いてあふれる湯(1点)<br /><br />○「ちょっとぎょっとする字面でもありますが、私は好きです。土臭い魅力に溢れていると思います。棟方志功の世界みたいな光景が浮かびました。プリミティブ。ブラヴォー。」(玉虫)<br />○「なんというおおらかな光景。見えたものをそのまま、ウンコチンチン的な小学生感覚で、言い切ってみせた。偶然なのかなんなのか、十七音になっ ているのもいい。」(畦道)<br />●「作者や他作品と切り離して、これだけを独立して見てみる。そして冷静に考えるならば、やっぱり何言ってんだという感じである。ものごとを純粋に偏りなく見る写生であるのだろうが、私のような俗物からすれば『下ネタじゃん、ぷふー』という感想が先に来る。独立した句として捉えるならやはりこれを逆選にしたい。」(働猫)<br />△「風呂に入りたくなった。」(寝覚)<br />△「拙句に「おそそ谷だと言って老爺は笑った」がある。今はもうなくなりつつある単語だろう。」(古戸暢)鉄塊https://www.blogger.com/profile/01622838420972002256noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-81484257182940567122013-03-30T02:59:51.256+09:002013-03-30T02:59:51.256+09:00うしろすがたのしぐれてゆくか(1点)
○「自虐的であることを、ここまで魅力的に表現することは、真似...うしろすがたのしぐれてゆくか(1点)<br /><br />○「自虐的であることを、ここまで魅力的に表現することは、真似できない。」(祖啓)<br />○「四番目に好きな句である。この句を私は、自分自身を俯瞰で眺めている様子と捉える。榎本俊二が漫画「ムーたち」の中で言及している「セカンド自分」や「サード自分」つまりメタ認知をこの句は端的に表している。本来自分自身のうしろすがたは見えるわけがない。それを見ている自分。そうすることによって自分を客観的に肯定している。あるいは憐憫している。そのように捉えたとき、この句にはどうしようもないナルシズムも漂ってくる。そしてそれがどうしようもない私には好ましい。」(働猫)<br />●「時雨のなか、誰かを見送っているのか、あるいは自分の後ろ姿を俯瞰しているのか。私は後者と読んだ。だだ漏れの自己愛が辛い。」(畦道)<br />△「誰の“うしろすがた”なのだろうと思ったが、自分のものだろうか。遠く行く背が消え入りそうだ。それは死に向かっているということなのかもしれない。」(寝覚)<br />△「自身を詠んだものか、第三者を詠んだものか。この双方が混ざり合ったところにこの句は落ちるのだと感じた。」(古戸暢)<br />△「ひらがなのみで構成されているため、読むといい意味で頭の中が空っぽになってくるような気がする。」(雪兎)鉄塊https://www.blogger.com/profile/01622838420972002256noreply@blogger.com