tag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post7941756749484080735..comments2020-08-09T19:58:05.807+09:00Comments on 鉄 塊: 第二十七回研鑽句会kotohttp://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comBlogger30125tag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-16502510922646108932014-09-30T23:22:44.531+09:002014-09-30T23:22:44.531+09:00(-2点)人は馬の文明の股を好色の釈尊 ●●
●下ネタなのは分かるのだが、まったく面白味を感じな...(-2点)人は馬の文明の股を好色の釈尊 ●●<br /><br />●下ネタなのは分かるのだが、まったく面白味を感じない。(洋三)<br />●これは何を言っているの?(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-63181312237156460052014-09-30T23:22:37.146+09:002014-09-30T23:22:37.146+09:00(-1点)初冬のひかりのなかでススキのいのちが終つている ●
●ススキすきです。「ススキのいのち...(-1点)初冬のひかりのなかでススキのいのちが終つている ●<br /><br />●ススキすきです。「ススキのいのち」という表現も好き。ただ前半の「初冬のひかりのなかで」が説明的すぎるかな、と感じあえて逆選に。(水名)<br />△命の循環を冬の輝きの中にみつけたのだろうか。それとも枯れたすすきに自分の前途を思ったか。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-84103105433858710802014-09-30T23:22:30.948+09:002014-09-30T23:22:30.948+09:00(-1点)とかげの目がぬれて原爆忌祈りの時刻となる ●
●説明的に過ぎるか。(古戸暢)
△とかげ...(-1点)とかげの目がぬれて原爆忌祈りの時刻となる ●<br /><br />●説明的に過ぎるか。(古戸暢)<br />△とかげにも涙を投影して見ているのか。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-28444019112616184262014-09-30T23:22:22.497+09:002014-09-30T23:22:22.497+09:00(0点)六時の高さから鵙が冬をくばりにくる
△「六時の高さ」とは何か。秋の空の高さを言うのか。早起...(0点)六時の高さから鵙が冬をくばりにくる<br /><br />△「六時の高さ」とは何か。秋の空の高さを言うのか。早起きをして上空から鵙の声を聞いたか。あるいは高い枝に昨夜はなかった速贄をみつけたのか。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-50256449255856484632014-09-30T23:22:15.807+09:002014-09-30T23:22:15.807+09:00(0点)昼かなかな夕かなかなに追われて書く
△汗を書きながら原稿に向かう姿を思い浮かべた。(洋三)...(0点)昼かなかな夕かなかなに追われて書く<br /><br />△汗を書きながら原稿に向かう姿を思い浮かべた。(洋三)<br />△一日中原稿を書いていたのか。追われるという言葉から、締め切りのある仕事なのだろう。好きなことも仕事になると辛くなるものだ。(働猫)<br />△非常に好みなんですが、「書く」は「歩く」とかのほうが好みだなぁ。(玉虫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-12131263657697695902014-09-30T23:22:08.055+09:002014-09-30T23:22:08.055+09:00(0点)風でなく猫でなくひるの工房を過ぎた
△よくわからない。風でも猫でもなく自分のままで工房の前...(0点)風でなく猫でなくひるの工房を過ぎた<br /><br />△よくわからない。風でも猫でもなく自分のままで工房の前を通り過ぎた、ということか。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-74190138977893963692014-09-30T23:22:00.999+09:002014-09-30T23:22:00.999+09:00(0点)凍土から芹の香はずんで鳴る受話器
△やがてくる春への喜びを感じる。(働猫)(0点)凍土から芹の香はずんで鳴る受話器<br /><br />△やがてくる春への喜びを感じる。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-36565965042916144902014-09-30T23:21:51.449+09:002014-09-30T23:21:51.449+09:00(0点)ひとの家にくらして裏へ廻われば菜が青い
△所在ない感じがよい。「菜」の青さも他人事であり喜...(0点)ひとの家にくらして裏へ廻われば菜が青い<br /><br />△所在ない感じがよい。「菜」の青さも他人事であり喜びにはつながらないのだ。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-48504726490211299052014-09-30T23:21:42.979+09:002014-09-30T23:21:42.979+09:00(0点)たれか田植えの田にうつるまなこを撮れ
△美しいものをみつけたとき、それをそのまま誰かに見て...(0点)たれか田植えの田にうつるまなこを撮れ<br /><br />△美しいものをみつけたとき、それをそのまま誰かに見てほしいと思うことがある。そういったときこうした気持ちになるものだ。しかし撮れないからこそ、保存できないからこそ美しいものもある。これもそうしたものなのだろう。あるいは田んぼに目が浮かび上がるという怪奇現象なのか。泥田坊か。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-27696234860809576052014-09-30T23:21:33.097+09:002014-09-30T23:21:33.097+09:00(0点)春の雨の靴の下で貝殻が砕ける
△白砂利に混ざった貝殻であろうか。それとも海辺を歩いているの...(0点)春の雨の靴の下で貝殻が砕ける<br /><br />△白砂利に混ざった貝殻であろうか。それとも海辺を歩いているのか。「の」の繰り返しは意識的なものかと思うが、「貝殻が」と「が」を用いていることから、強調したい視点の中心は「貝殻」なのだろう。そうして見ると、前半の「の」のくり返しは、やや煩わしく感じる。(働猫)<br />△こちらもすごくいい。雨と砂浜の、匂い、感触がまざまざと感じられる感じ。(玉虫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-85110273979154102692014-09-30T23:21:22.701+09:002014-09-30T23:21:22.701+09:00(0点)熱のある子につけておく小さな灯りも明けちかい雨音
△不安で寂しい情景をよく表しているが、や...(0点)熱のある子につけておく小さな灯りも明けちかい雨音<br /><br />△不安で寂しい情景をよく表しているが、ややしゃべり過ぎの感がある。(働猫)<br />△いいですね。切ない。回復しない子供の部屋にも朝が来て、雨が降っている。常夜灯の光が雨の朝のよわい光にかきけされていく。この目のつけどころがとっても好きだなと思いました。(玉虫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-89653643980087283132014-09-30T23:21:15.990+09:002014-09-30T23:21:15.990+09:00(0点)さびしいぞ夜もサクラが満開で
△確かに誰もいない夜の桜はさびしい気がする。だが、放哉を真似...(0点)さびしいぞ夜もサクラが満開で<br /><br />△確かに誰もいない夜の桜はさびしい気がする。だが、放哉を真似しなくてもいい気がした。(洋三)<br />△美しいものや楽しみの前で、突然に「ひとりであること」が強調されることがある。それを共有すべき相手、一緒にその感情を保存してくれる相手がいないということ。今その場にいてほしい人を思う。そうした孤独を、やや無邪気に表現しているようだ。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-16390023094887223992014-09-30T23:21:09.210+09:002014-09-30T23:21:09.210+09:00(0点)不機嫌でくれば水族館のタコふてくされて
△「不機嫌」と「タコ」はつきすぎかどうか悩んでしま...(0点)不機嫌でくれば水族館のタコふてくされて<br /><br />△「不機嫌」と「タコ」はつきすぎかどうか悩んでしまう。でも、面白い。(洋三)<br />△人は他者に自分を投影しがちである。タコがふてくされることなどはない。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-10481647572120853922014-09-30T23:20:59.758+09:002014-09-30T23:20:59.758+09:00(0点)人は草を摘む牛は何処にいる牛のこえ
△広い牧場の様子を思う。放牧された牛の姿はここからは見...(0点)人は草を摘む牛は何処にいる牛のこえ<br /><br />△広い牧場の様子を思う。放牧された牛の姿はここからは見えない。でも声は聞こえてくる。最後の「こえ」は「声」と「肥(うんち)」との掛詞かもしれない。草を摘んでいてうんちが落ちてる。しかし牛の姿はない。まだ温かい。遠くへは行っていないはずだ。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-33357277976444455042014-09-30T23:20:50.990+09:002014-09-30T23:20:50.990+09:00(0点)こおろぎが近寄るこちらも話したいことあり
△既読感あり、鉄塊の過去の研鑽句会を探したところ...(0点)こおろぎが近寄るこちらも話したいことあり<br /><br />△既読感あり、鉄塊の過去の研鑽句会を探したところ、第九回句会に該当の句があった。「こおろぎが近寄るぼくも話したいことあり(中塚壇)」同じ作者の推敲であろうか。当時は「カマドウマを想像してしまいおぞましくて共感できない」として逆選にとったが、今の私は近づいているのはこおろぎそのものではなく虫の音であろうと、冷静に判断できるようになった。成長である。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-63352467392385544742014-09-30T23:20:42.491+09:002014-09-30T23:20:42.491+09:00(0点)妻のふるさとというても小さき流れ川なり
△相方が帰属するものはあまり悪く言わない方が無難だ...(0点)妻のふるさとというても小さき流れ川なり<br /><br />△相方が帰属するものはあまり悪く言わない方が無難だと思います。故郷にせよ、家族にせよ。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-2637703225964926492014-09-30T23:20:33.955+09:002014-09-30T23:20:33.955+09:00(0点)ちびた口紅 家計守らねば
△おかん。おかんの句ですね。(働猫)(0点)ちびた口紅 家計守らねば<br /><br />△おかん。おかんの句ですね。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-67410330361185451112014-09-30T23:20:25.949+09:002014-09-30T23:20:25.949+09:00(0点)地にことばあるかどくだみの白い夕ぐれ
△あるか、ではなく耳を傾けてみればことばは聞こえるも...(0点)地にことばあるかどくだみの白い夕ぐれ<br /><br />△あるか、ではなく耳を傾けてみればことばは聞こえるものだろう。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-82083441654119797462014-09-30T23:20:19.251+09:002014-09-30T23:20:19.251+09:00(1点)ひまわりにいつも見られる情事の寒さ ○
○確かにそれは「寒い」かもしれない。「ひまわり」...(1点)ひまわりにいつも見られる情事の寒さ ○<br /><br />○確かにそれは「寒い」かもしれない。「ひまわり」と「寒さ」の取り合わせなんて、意外で面白い。(洋三)<br />△夏でありながらもう醒めた二人の情事は寒いのだろう。さっさと次の相手を探せばいい。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-54400019657077266882014-09-30T23:20:06.688+09:002014-09-30T23:20:06.688+09:00(1点)ひとり欠伸の涙をもらう石蕗の花 ○
○そんなに涙出るかなと思うが美しい句だ。(働猫)(1点)ひとり欠伸の涙をもらう石蕗の花 ○<br /><br />○そんなに涙出るかなと思うが美しい句だ。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-75672961425874708552014-09-30T23:19:58.489+09:002014-09-30T23:19:58.489+09:00(1点)やがて夜明けの 鍋釜ひかりだした ○
○好きな景。(古戸暢)
△怪奇現象であろうか。付喪...(1点)やがて夜明けの 鍋釜ひかりだした ○<br /><br />○好きな景。(古戸暢)<br />△怪奇現象であろうか。付喪神か。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-47568160872400142072014-09-30T23:19:49.993+09:002014-09-30T23:19:49.993+09:00(1点)すつかり枯れた景色に灯を吊つておく ○
○いいですね。秋の、枯草なんかも目立ってきた庭に...(1点)すつかり枯れた景色に灯を吊つておく ○<br /><br />○いいですね。秋の、枯草なんかも目立ってきた庭に灯りを出す感じ。そうして虫の声でも聞いているのでしょうか。冷たくなってきた空気、ちょっとしたさみしさ、そしてこれからちいさないきものに確実に訪れる冬と死の予感がある。好きな句です。(玉虫)<br />△明かりを灯しせめてもの慰めとするのか。それとも景色なんかには特に興味もないのだろう。そんなぞんざいさも感じる。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-49966322654158487942014-09-30T23:19:43.574+09:002014-09-30T23:19:43.574+09:00(1点)烏賊さいてその夜抱かれる女である ◎●
◎惹かれる景。(古戸暢)
●あからさますぎてあん...(1点)烏賊さいてその夜抱かれる女である ◎●<br /><br />◎惹かれる景。(古戸暢)<br />●あからさますぎてあんまり好きではありません。(玉虫)<br />△さきいかだろうか。よく手を洗ってほしいものだ。珍味のにおいのする指先では営みも醒めてしまう。あるいはつぼ抜きした烏賊を自らになぞらえこれから裂かれる身を思っているのか。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-3456562678843273202014-09-30T23:19:36.492+09:002014-09-30T23:19:36.492+09:00(2点)波はいつも同じ位置にくだけてゆく乳房 ○○
○胸部より上まで波が来るような深いところへは...(2点)波はいつも同じ位置にくだけてゆく乳房 ○○<br /><br />○胸部より上まで波が来るような深いところへは、なかなか入って行けない。(古戸暢)<br />○エロスよりも「豊穣の海」を感じました。(水名)<br />△女性と海に来ておっぱいばかり見ているということか。正直なことである。「波」を「彼」と誤って記し送信してきた選者も非常におっぱいに正直な男であると言える。(働猫)<br />△いいですね。足がかろうじてつくくらいの深さのところで遊んでいる海水浴のイメージ。波がからだにぶつかる感触を生々しく思い出しました。夏、若さ、弾力にあふれる句で大変好みです。(玉虫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-52209624944067862582014-09-30T23:19:29.740+09:002014-09-30T23:19:29.740+09:00(2点)ほんとのこといえないゆびさきのさむさ ○○
○冬の夜。屋外で電話をしている姿を想像した。...(2点)ほんとのこといえないゆびさきのさむさ ○○<br /><br />○冬の夜。屋外で電話をしている姿を想像した。平仮名遣いが良い。(洋三)<br />○手をつなぐこと、或いは相手に触れること。それが叶わぬ悲しみを「ゆびさきのさむさ」は表現している。本当の気持ち、その愛を、どれだけの愛が秘せずにいられるものだろうか。「さむさ」は多くの共感を得るだろう。(働猫)kotohttps://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.com