tag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post8898729745012458422..comments2020-08-09T19:58:05.807+09:00Comments on 鉄 塊: 『ノイズ!ノイズ!ノイズ!』kotohttp://www.blogger.com/profile/15856009627490585079noreply@blogger.comBlogger1125tag:blogger.com,1999:blog-6608357527148825115.post-62038601343980173672012-09-12T08:05:41.353+09:002012-09-12T08:05:41.353+09:00風狂子様
御作拝読しました。
作中、これだけ暴力に満ちあふれていながら、不思議と『善人』しか出てこ...風狂子様<br /><br />御作拝読しました。<br />作中、これだけ暴力に満ちあふれていながら、不思議と『善人』しか出てこない印象。<br />これは本作の美点ではあるのでしょうが同時に弱点ともなり得ます。<br />善人の物語は『暴力の定型』みたいなところに、嵌ってしまう怖れがあるんですね。<br />もっと嫌な人間が出てきてもいいのでは。<br />これは好みの問題ではありますが。<br /><br />>「俺は、アンタと違って大人になったんだよ!」<br /><br />ここは本作の肝ですね。<br />ではドンキーは子供なのか?<br />私には、そうとは思えませんでした。<br />むしろ、デフォルメされた『大人』であり、理不尽な『世間』の象徴なのではないかと。<br />主人公が最終的に、そのドンキーに粉砕されることからも、それは明かです。<br />頭の中をノイズで満たすことで、人は成長していくわけです。<br /><br />そういったことから、アンチ『成長物語』、あるいはアンチ『青春小説』として、興味深く読みました。<br /><br />以上、勝手な思い込み、読み違え、ご寛容下さい。<br /><br />次作も楽しみに。<br /><br />畦道拝<br />畦道https://www.blogger.com/profile/13497321151151616100noreply@blogger.com