素晴らしきストーリーが誕生しました。
鉄の塊をぶちまけろ!!空想上 プロレス名鑑『真・鉄塊衆名簿』の完成です。(by トロピカル祖啓)
(※この物語は、すべてフィクションです。実際の鉄塊衆とは、何の関係もございません)
リングを去った、伝説のレスラー (計2名)
・矢野風狂子
「鉄塊」という、最強のレスラー養成機関の基礎を創設した伝説のレスラー。戦闘能力の実力はもちろんのこと、レスラーの日々の生活管理や、レスラー同士の社交の場の秩序への配慮にも事欠かない、徹底した格闘家魂の持ち主。
ショー、見世物としてのプロレス界自体に限界と疑問を感じ、ある日、プロレス界から突如、引退を発表。
現在は、真の格闘家を目指すべく、矢野錆助と名を改め、在野に下り、質実剛健にバーリトゥードの道を歩むのであった・・・
観客へのサービスや新技の開発よりも、武士道を歩むことを旨とする求道者としての姿勢から、ドキュメンタリー本「矢野風狂子の今」「最強の九州男児」が発売され話題となる。大山倍達の生まれ変わりとも称された不世出のレスラー。
矢野風狂子の九州訛りは、獅子咆哮のごとく、図太く猛々しく、並みのへなちょこレスラーは、その声を耳にしただけで、縮み上がって一目散に逃げ出してしまうのだ。
そしてまた、口癖として「モモが腐っとる」と、なぜか言う。
・覇王粟野
数々の異名を持つ、覆面レスラー。ヒール役を買って出ることが特徴であり、怪我を恐れない捨て身戦法を得意とする。
ヒール役のレスラーを続けることは、社会的に様々な複雑な影響を及ぼすため、現在は、とある事情から、表のプロレス界からは、姿を消した。
引退当時、北朝鮮拉致説、暗殺説など、様々なデマがとびかったが、現在は、裏の世界最強のプロレスラーとして、地下格闘技場への出場を目指している。
なにぶん、裏世界のレスラーなため、今現在のリングネームはおろか、日々の生活スタイルにいたるまで、すべてが謎につつまれている。
また、プロレス業界の裏金事情に精通しており、経済の常識を根本から覆してしまう、革命的な裏取引の方法を多数隠し持っている、根っからの勝負師でもある。
覇王粟野は、日常生活で出会う総ての人類に対して、決闘を申し込む性格ゆえ、数々の名勝負を行った実績があるのだが、やはり、とある裏の事情により、それらの名勝負は全て、放送禁止、出版禁止、闇に閉ざされる事となった。
突然黙祷を捧げたり、放浪の旅に出たり、俳句結社を発起したりと、立ち振る舞いの全てが、収拾のつかない事になっている。
現役「鉄塊」所属のプロレスラー (計8名)
・シチュー知宏 (平成24年度優勝)
平成24年度の日本プロレス界で、ついに見事優勝を成し遂げた、最強最大のチャンピオン。
シチュー技も多才だが、しがみつかせて技という、独自の必殺技を開発することにより、数々の不敗連勝記録を持つ。
特に最強の技である、「しがみつかせて知宏」で数々の対戦相手に無理やりにもしがみつき、見事、圧勝を続けてきた。
まさしく「鉄塊」を代表する、看板レスラーであり、次の新たな新技は何が飛び出すものか、日本中の誰もが注目しているところである。
チャンピオンの立場上、他のプロレス団体との交流も盛んで、日本プロレス青年団の名誉団長に殿堂入りを果たす。その様子は、各メディアを通じてトップニュースとして報道され、「シチュー!!シチュー!!」の大喝采とともに、日本中にシチュー旋風を巻き起こした。
ファンの声援に対して、感極まると、「お前はどうしたいんだ!?」と、突然、ファンの顔面に熱々のシチューをぶっかけ、チャンピオンだからこそ許される、ファン対チャンピオンのテロリズムを勃発させる。
ひとつ忠告をしておく。ヤツにしがみつかれたら、おしまいだ!
・ラッシュ藤井
筋肉バカになりがちである「鉄塊」において、唯一、社会性を兼ね備えた文武両道のレスラー。
プロレスの強さの追及のみでなく、もっとも機能的なリングの開発や、覆面マスクやパンツのファッションデザイナーとしても活躍するなど、多才な面をのぞかせる。
覆面の威力を十倍に引き出す得意技、「奇声ラッシュ」に歯止めをかけることは、伝説のレスラー矢野風狂子をもってしても難しい。
また、ラッシュ藤井は「約束KO」という必殺技を持ち、「何時何分に必ずお前を倒す!!」という宣言をする。この死の宣告を受けて、見事時間通りに倒されなかったのは、矢野風狂子ただ一人というのだから、約束レスラーよ、おそるべし!
・魔球古戸暢
かつてピッチャーとして、甲子園出場の経歴を持つ、さわやかスポーツマンレスラー。
矢野風狂子と同じく、九州地方出身で、甲子園球児らしく、努力と秩序を重んじる堅実なプレイが好評である。
野球を応用させた魔球技シリーズにより、数々の対戦相手を病院送りにしてきた。
対戦相手が矢野風狂子の場合、キャッチー役を、矢野風狂子に演じさせ、「九州男児甲子園」というショーを、リング上で展開させるなど、観客へのサービス精神が何よりも旺盛である。
また、プロレス界一の高学歴で、「パンツ凶器理論」という、世界初の研究テーマに没頭し、レスラーと科学者の仕事をかけもちにしている。残念ながら、「パンツ凶器学会」自体が、地球上には存在しないため、研究発表の場は皆無。一人孤高にも、凶器とパンツの法則を研究する日々に明け暮れている。
また、日ごろプライベートでも親交の深い、矢野風狂子、覇王粟野、魔球古戸暢の三人の事を、まとめて通称「そねだゆ」と呼ぶ。
・ハロー寝覚
若さを売りにした、朝寝坊技を得意とする、寝言レスラー。
寝言と挨拶を一体化させることにより、試合中、起きているのか、寝ているのか区別のつかない独特な行動で、審判のジャッジに数々の疑問を投げかけてきた。
もちろん、寝技を得意とするのだが、突然、寝床から起き上がり「ハロー!」と挨拶しはじめて観客の意表をつく寝言技が、真骨頂とする得意ジャンルだ。
審判殺しの異名をもつ寝覚は、試合開始そうそういきなり爆睡をしはじめ、夢遊病により、プロレス会場から外の路上へと乱入して戦おうとする。
また、テンカウントをとれば、気絶状態であるにもかかわらず、激しい寝返りをうち、頭突きで相手を逆転KOさせたりするので、どこまでが戦闘不能ととるべきか、極めて判断の難しいトリッキーなレスラーだ。
・スベスベ畦道
かつては、無所属の格闘家としてヤクザなケンカに明け暮れていたが、伝説のレスラー矢野風狂子に出会ったことにより改心し、レスラーとしての道を志す。
名前の通り、スベスベでソフトな肌触りが特徴で、男臭く毛深い対戦相手をなごませ、骨抜きにしてしまうのが特技。また、妻と猫を愛する家庭派レスラーでもある。
その反面、「スベスベマンジュウガニ」という猛毒のカニを、好物として平気で食べてしまう、ワイルドな二面性をあわせもつ。
また、口癖として「それはサイババの勝手なんですよ」と、意味不明なことをつぶやく。
・軍師玄齋
中国からはるばる、日本のプロレス界にケンカを売りに来た、向上心旺盛な知略派レスラー。
専属のコーチを持たず、自らが、自らの特訓スケジュールを組み立てて試合に臨むという、独自のスタイルから、異色のプロレス哲学を構築させた。
異色のプロレス哲学で、熱狂的なマニア層にファンを獲得し、ゲーム「三国志」において、「軍師玄斎」を隠しキャラとして登録させる動きが現在検討されている。
四面楚歌な状況になると、楚の項羽のごとく、オリジナルの漢詩を即興吟詠しはじめて、観客を独占!試合には負けるがファンを横取りにするという、反則的なワンマンショーを開始する。
また、パンツの中に、凶器として常に「孫子の兵法書」を隠し持っている、根っからの職業軍人だ。
・トロピカル祖啓
人間技とは思えないような怪しい技を開発しすぎ、
レスラーとしてよりも、怪人として世間を度々驚かせることとなった妖怪レスラー。
覆面をつけないで、普段着のまま歩いていても、怪人と映ってしまうところが特徴で、むしろ、リング上で戦っている時の姿のほうが、安全で平和な状態ともいえる。
一説によれば、レスラー、怪人としての姿すらも仮であり、
「ヤツの本当の真の姿は『忍者』なのではあるまいか?」
と言う噂も耳にするが、何分、あまりにも時代錯誤すぎる噂なため、誰にも本気にはされていない。
鳴き声として「ウッキー」という言葉を多用し、リング上で必死さが増してある一線をこえると、「ウッキィーーーッ!!ウッキィーーーーーーッ!!!」と、悲痛な叫び声をあげる。
また、トロピカル祖啓は、覆面をかぶると「ひょっこり仮面」という、さらに怪しい怪人へと変貌し、きゅうにおとなしく無口になり、人見知りをしてしまう。
そしてなぜか、メールアドレスが、sokeidaizenzu(祖啓大禅師)という当て字で構成されているのだから、もう、どうしようもないやつだ。
この生き物の、正式名称は「バグ」。
・カタツムリ鴨芹
新米レスラーとして、おそるおそるも、汗臭い筋肉のひしめく「鉄塊」に参戦を申し出た、志願兵レスラー。
新興宗教「カタツムリ教団」の幹部で、レスラーとしての生活信条よりも、「カタツムリ教団」の教義を布教することを真の目的としている。
これからの活躍が期待されるところだが、「カタツムリ教団」と「鉄塊」との方向性がずれないでいてくれることを祈るばかりだ。そのためにも今後、教祖カタツムリの暴走がないことを祈る。
※編集者 中筋祖啓記者の感想
はなむけの一句
・たくましきプロレスラー どこもかしこもプロレスラー 祖啓
なぜか突然、このような事態になってしまいました・・・。
返信削除矢野さんを主人公と仮定したところ、
ものすごい勢いで、ストーリーが構築されてしまったのです。
漫画の「キン肉マン」を思い出しました。
削除あの作品には「ことばの意味はわからんがとにかくすごい自信だ!」という名台詞がありましたね。
今そんな感じです(笑)
ラッシュ藤井さまへ
返信削除これぞ、忍法『空想プロレスの術』でした。
この忍法を、今は亡き、赤塚不二夫先生と、洒落男に対して捧げます。
「ことばの意味はわからんがとにかくすごい自信だ!」
そのセリフいいですね!
今度は、俳句プロレスをやりますか?
誰の言葉が一番、筋肉質であるかを競うという・・・
矢野風狂子 対 キン肉マン
覇王粟野 対 ラーメンマン
シチュー知宏 対 大山倍達
などを戦わせて見たいものです。
どうもこんばんは。
返信削除祖啓くん
お久しぶり!
かなり楽しませてもらいました(笑)
覇王粟野やラッシュ藤井、そしてシチューの追記もなかなか…
とりあえず最強レスラーにしてくれてありがとうございます。
チャンピオンに喜んでいただけて光栄です!
削除12月11日のツイッターをのぞくのが、楽しすぎました・・・。
渋谷さんが、
「お願い、もうちょっとしがみつかせて!!」
と、全身全霊で飛びかかってくる姿を想像しましたところ、
「ダメだ!こんなやつに勝てるわけがねえ、優勝だ!」
と、即座に勝敗が決まりました。
今後の日本を、よろしく頼みます。
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返信削除「吸いつつ知宏」は、顔面に対するデッド・キスだ・・・・。
返信削除もはや、これで、誰も及ばない存在になった。