2014年1月4日土曜日

新年詠2014

あけましておめでとうございます。
今年も鉄塊をご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

以下、鉄塊衆による新年詠2014をもちまして、年始の挨拶に代えさせていただきます。



10 件のコメント:

  1. 皆の正月から逃れてカフェで目薬  小笠原玉虫

    なんとなく、義理の親戚めぐりをしている最中の景のように思えた。カフェがなかったならば、目薬をさすことすらままならなかったのかもしれない。

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  2. 燃やすものがない火を見ている猿だ   地野獄美

    動物園の従業員が、暖をとるためか何かを焼却するために、焚き火をしている。しかしそれも、燃やすものがないので直に終わる。猿はその後どうするのだろうか。

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  3. 伊勢海老、分かったからもう怒るな    十月水名

    体を真っ赤にして怒りをしめしている、おせち料理の伊勢海老を想像した。怒っていても、結局は人間様に食べられるほかないのである。

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  4. 餅つきで筋肉痛になりました  中筋祖啓

    大人になって以降、たまに経験する。子供の時は、この程度では筋肉痛にはならなかった。

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  5. 正月の猫ずっと食卓にありをりはべり  畠働猫

    挨拶句として秀逸。

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  6. 抱き上げる子の両手に熨斗袋  馬場古戸暢

    必死に握りしめたこれらの熨斗袋も、結局は親に回収されてしまうのである。

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  7. 初日と共に影のあらわれ  藤井雪兎

    誰もが初日の出を見た時に経験したことがある景だが、意外と詠まれていないようにも思う。「あらわれ」に、厳かさを感じる。

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  8. 年に一度の静けさである元旦の朝  風呂山洋三

    確かに、元旦の朝の静けさには独特のものがある。あの静けさを味わうのが、毎年最初の楽しみとなっている。

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  9. 古戸暢さん、アップお疲れ様です。今年もよろしくお願い致します(´∀`)
    皆さんそれぞれの新年があったのですね。
    新年詠を読む度にしみじみ感じます。

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  10. 古戸暢さん、ありがとうございます。皆さん、それぞれの個性が出ていますね。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

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