生身の人物としてのさはらこあめさんは、桁外れに不器用な人間であった。
問答無用極まりない勘違いの数々。
それはまさに、自分で自分の才能に気がついていない以外の何者でも無かった。
「一体全体、どうやったらこんな事になるのだろう???」
この度、こあめさんの句集感想文を書くにあたり、余りにも本人の性格が強烈すぎる為、
冷静に句集を評価することは、どうにもこうにも困難な出来事であった。
この人が自覚していない才能とは、すなわち、
・過剰に相手に合わせることによって、時間の内容が十倍濃くなる事
・困っているという事に気がついていないくらい、困っている
・決定権を委ねることによって、あらゆる要求を受け入れてしまう事
・結果的に、まわりを全員動かしてしまう事
つまりは、他力本願の天才、という事になる。
そしてまた、句を読むと、
・いきどまりの彼岸花
と、あった。
これが、さはらこあめその人であると思った。
さはらこあめは、『いきどまりの彼岸花』のごとく血まみれの俳人なので、この人に対して、
「甘えるな」「我慢しろ」などと言ってはならない。
頭から大量に血を流している人間に、まさかそんな事は言えないはず。
むしろ、命令をするならば、「我慢するな」「排泄しろ」と、言いたい。
決定権を委ねることによって、あらゆる要求を受け入れてしまう他力本願の天才に、
命令を、するならば、
「我慢するな、もっと排泄をしろ。」
と、いう事になった。
そして・・・・・・、この人が、我慢せず、排泄をした中身は、
・もっと、みんなと仲良くなりたい
と、いう事であった。
おはようございます。
返信削除ソケイさま、鉄塊の皆様、私を記事に載せていただきありがとうございます。
感謝、感謝。
m(__)m
紹介が抜けてた・・・。
返信削除こあめさんは、冊子『草原』にも投稿をしていますが、Twitterに大量の句を掲載しています。
気になった場合は、その辺から入れます。
こあめの吐息が血のかおり ゆ
返信削除こあめがぬらす夜の時 ゆ
こあめが見るのは悲しい街 ゆ
こあめが生きてきたフリーだ・カーロ ゆ
こあめは濡らす紙の一片 ゆ
こあめため息がモニターを曇らす ゆ
こあめの句は無言の叫び ゆ
こあめは・・・・・・・・・・・・・・・ゆ
水溜まりは雨の栞
返信削除そねださんへ
返信削除お久しぶりです。最近は、俳句のほうは、細く長くやっている状態です。
それはさておき、濃い書き込みですね。
血と涙・・・・、となると、あとは汗が必要なのでしょうか。