2014年3月5日水曜日

さはらこあめさんの句集感想文

生身の人物としてのさはらこあめさんは、桁外れに不器用な人間であった。
問答無用極まりない勘違いの数々。
それはまさに、自分で自分の才能に気がついていない以外の何者でも無かった。

「一体全体、どうやったらこんな事になるのだろう???」

この度、こあめさんの句集感想文を書くにあたり、余りにも本人の性格が強烈すぎる為、
冷静に句集を評価することは、どうにもこうにも困難な出来事であった。

この人が自覚していない才能とは、すなわち、

・過剰に相手に合わせることによって、時間の内容が十倍濃くなる事
・困っているという事に気がついていないくらい、困っている
・決定権を委ねることによって、あらゆる要求を受け入れてしまう事
・結果的に、まわりを全員動かしてしまう事


つまりは、他力本願の天才、という事になる。
そしてまた、句を読むと、

・いきどまりの彼岸花

と、あった。
これが、さはらこあめその人であると思った。

さはらこあめは、『いきどまりの彼岸花』のごとく血まみれの俳人なので、この人に対して、
「甘えるな」「我慢しろ」などと言ってはならない。
頭から大量に血を流している人間に、まさかそんな事は言えないはず。

むしろ、命令をするならば、「我慢するな」「排泄しろ」と、言いたい。
決定権を委ねることによって、あらゆる要求を受け入れてしまう他力本願の天才に、
命令を、するならば、

「我慢するな、もっと排泄をしろ。」

と、いう事になった。


そして・・・・・・、この人が、我慢せず、排泄をした中身は、

・もっと、みんなと仲良くなりたい

と、いう事であった。

5 件のコメント:

  1. さはらこあめ2014年3月6日 9:31

    おはようございます。
    ソケイさま、鉄塊の皆様、私を記事に載せていただきありがとうございます。
    感謝、感謝。

    m(__)m

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  2. 紹介が抜けてた・・・。

    こあめさんは、冊子『草原』にも投稿をしていますが、Twitterに大量の句を掲載しています。

    気になった場合は、その辺から入れます。

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  3. こあめの吐息が血のかおり  ゆ

    こあめがぬらす夜の時  ゆ

    こあめが見るのは悲しい街   ゆ

    こあめが生きてきたフリーだ・カーロ  ゆ

    こあめは濡らす紙の一片  ゆ

    こあめため息がモニターを曇らす  ゆ

    こあめの句は無言の叫び  ゆ

    こあめは・・・・・・・・・・・・・・・ゆ

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  4. さはらこあめ2014年3月8日 7:52

    水溜まりは雨の栞

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  5. そねださんへ

    お久しぶりです。最近は、俳句のほうは、細く長くやっている状態です。
    それはさておき、濃い書き込みですね。
    血と涙・・・・、となると、あとは汗が必要なのでしょうか。

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